明けましておめでとうございます。

2014年《元日》の上山は、あいにくの雨模様。だが午前中は予定通りお城に行き、第4回「新春上山城邦楽の調べ」を楽しんできた。毎年楽しませていただいていて、もう自分の生活のリズムの中に溶け込んでいる元日恒例のイベントだ。邦楽の調べは、ふだん日常の中で聴くチャンスなどほとんどないが、どことなく優雅なメロディーやテンポ、音色で、ゆったりとした気分と華やかさを感じさせてくれる。1年のスタートにはもってこいの贅沢なのである。演奏者の皆様には感謝、感謝である。上山城では毎年開催されているようなので、来年の正月、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

邦楽演奏会

それから個人的なことだが、10月から手がけていた「奥羽越列藩同盟の理念〜和平協議の頓挫、そして矜持の表明へ」の骨組みとしての[草稿]をようやくいったん脱稿した。これから時間をかけて推敲を重ねるとして、ひとまず去年の夏以降、継続的に書き続けてきた大きなテーマ〝奥羽の矜持〟=(「〈非戦〉への往来〜羽州街道七ヶ宿に見る〈会津救済〉行動」、および本日その草稿を脱稿できた「奥羽越列藩同盟の理念〜和平協議の頓挫、そして矜持の表明へ」)にひとまずメドをつける事が出来た。一年かけて、〝奥羽の矜持〟としてまとめあげて行きたい。今年の課題として……。

皆様、今年も「書肆犀」を、宜しくお願い致します。

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