「やまがた好古酔連」

「やまがた好古酔連」がまもなく誕生する。古文書というと、にょろにょろ文字で誰にでも簡単に読めるものではない。熟練したお年寄りしか関われない専門性のきわめて高い聖地、そんなイメージが強い。だが、近々公の場に出現する「やまがた好古酔連」は20代後半から30代前半の平均年齢20代後半の古文書解読者集団なのである。

スターティングメンバーは、長南伸治氏(公益財団法人上山城郷土資料館学芸員)、佐藤正三郎氏(米沢市上杉博物館学芸員)、田中大輔氏(平成上山藩兵法方)、菅原義勝氏(公益財団法人致道博物館学芸員)の4人である。これから同好の仲間をふやしていきたい考えもあるようで、さらに興味深い集団に成長していく予感。

「やまがた好古酔連」の名称は、〈古きを知る楽しさを、あたかも対象の魅力に酔うがごとくに興じ、語り合いたい〉というところから決めたという。県内には未だ読まれること無く埋もれている古文書は無尽蔵である。この若き「やまがた好古酔連」はそんな状況に一筋の光明を放ってくれることを願う。

活動などについて具体的な情報が入り次第、詳しく紹介したいと思う。

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