2015年、スタート。

12月中旬から毎日のように雪が続き、元日の今朝も雪片付けからのスタート。なまった身体にはいい運動になるが、気分的には正直言ってやはり重い。

今年も午前中は上山城へ。「かみのやま三曲練習会」による恒例の邦楽の調べで正月気分を満喫。箏・尺八・三味線・十七弦という日常ではなかなか耳に出来ない楽器の演奏を一時間程拝聴することができた。普通の邦楽演奏会では「曲目の解説」や「歌詞」などを紹介してくれる機会にめぐりあう事はまず稀なのだが、5回目を数えるこの「新春上山城邦楽の調べ」では、演奏者自身が工夫しまとめた曲目紹介のアナウンス、そして歌詞プリントの配布という心配りもあって、小生のような初心者にはとてもわかりやすく嬉しい。メンバーの方々は山形・上山・米沢と住まいもバラバラとのこと。稽古や準備もさぞかし大変だろうと思われる。演奏者の方々にお礼を申し述べたい。どうもありがとうございました。

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さて、昨年の元日に小生はこう書いた。「時間をかけて推敲を重ねるとして、ひとまず去年(2013)の夏以降、継続的に書き続けてきた大きなテーマ〝奥羽の矜持〟=(「《非戦》への往来〜羽州街道七ヶ宿に見る《会津救済》行動」、および本日その草稿を脱稿できた「奥羽越列藩同盟の理念〜和平協議の頓挫、そして矜持の表明へ」)にひとまずメドをつける事が出来た。一年かけて、〝奥羽の矜持〟としてまとめあげて行きたい。今年の課題として……」と。

この課題は『いっとき《奥羽越》はひとつになった!』を上梓することで果たす事ができた。さて、2015年は、「小栗忠順」に関する考察と「吉田大八・異論序説」の継続を目標に、自らを追い込んで行く事にしたい。

皆様、今年も「書肆犀」を、宜しくお願い申し上げます。

 

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