サッカー日本代表監督・考

サッカー日本代表監督について考えてみた。

この度、疑惑によって解任されたアギーレ氏問題について、小生はアジアカップの直前でも解任すべきと考えていた。アジアカップに臨む選手たちのコメントを読むと、アギーレ氏にかけられた疑惑は、ゲームに臨む選手たちにとって「関係ない」というものだったが、深層心理的に「関係ない」わけがないと思えたからだ。それは結果が思わしくなかった事を受けて言っているのではない。モチベーションにおいてそこに少しでもマイナス・イメージがつきまとえば、いまの世界レベルのサッカーは戦えないのだ。何とかなるだろうと考えていた日本サッカー協会の認識の甘さが露呈したとも言える。

もっとさかのぼれば、日本サッカー協会の体質なんだろうか、ザッケローニ監督指揮のもと無惨な結果で終わった2014年ブラジル・ワールドカップの総括を一切する事なく、監督の人選に入った経緯があったし、協会幹部が友だち感覚で選んでいるのではないかという印象すらあった。

日本サッカー協会の組織改革もふくめ、今がチャンスなのだと思う。日本人のフィジカルの特性をふまえて、日本サッカーの戦術、スタイルを真剣に考え、それにフィットする監督を真剣に選任して欲しいものである。もしこの機会を逃せば、ただただ場当たり的なサッカーでやりすごし、偶然に得られる結果に一喜一憂するこれまでの情けない流れをせき止める事はできないような気がするからである。

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