公益財団法人上山城郷土資料館に収蔵されている古文書のなかに、幕末関係の面白い資料が含まれていると、先日、学芸員の長南伸治氏が立ち話の折、教えてくれた。

それがどういう物なのか尋ねると「幕末期の上山藩にも奇兵隊という名称の一隊が存在していた」という耳を疑いたくなるような内容なのである。小生はこれまでまったく聞いた事はなく、すでに刊行されている上山藩関連のさまざまな資料でも一度も目にした事もない。もし真実なら初めて語られる事になる。氏は「奇兵隊ばかりではなく集義隊という組織もあったようです」とも教えてくれた。

そして嬉しいことに、「その辺りについて近々、なんらかの形で発表したいと考えています」とのこと。翻刻が待たれるところであると同時に、その概要について一日も早く明らかになる事を期待しているところである。