2017.7.5 の独白

いかにも青臭く、大仰で、野暮な……。 (笑わないで読んで下さい) 小生のテーマは《奥羽=東北》の矜持の復権です。 可能な限り心情的な要素や感情的な思い入れを排して、 史料の読み込みから、 自然に流れを抽出しうる論理的な歴史学の方法へ。 そしてそのプロセスを検証し尽くした果てに輝き出すであろう 矜持を復権させることです。 出来るか出来ないか、問題ではありません …

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東京からのたより

6月18日は観月庵にて自刃した天童藩中老・吉田大八の命日。都合がつく限り参加させて頂いていた妙法寺(観月庵)での大八忌法要だが、去年・今年と用事が重なり参加できなかった。 東京よりささやかながらご冥福を祈らせて頂いた。 今日(19日)は神田・明神会館で「東京上山会」創立60周年記念のお祝い行事である。 来年、戊辰戦争から150年ということもあってか、上山藩も …

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「戊辰山形を学ぶ」第1回座学、無事終了。

平成29年度・山形市西部公民館、郷土史愛好会共催による郷土史を探る連続講座「戊辰山形を学ぶ」の第1回「150年前の政変」と題した小生の講演が、6月3日(土)おかげさまで無事終了致しました。拙い話を熱心にお聞きくださった方々、主催者の皆様、ありがとうございました。あっという間の2時間でしたが、お話ししたいと考えていたことをほぼ予定通りにお伝え出来たように思いま …

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書評:菊地隆三著『ぐうたら草』

ストレス社会の中で私たちは如何に生きうるのか? 本書は、医師でありながら、詩・小説・エッセイを長く書き続けておられる著者の、私たちに対するこころ温まるエールでもある。 5月24日の山形新聞に、その菊地隆三著『ぐうたら草』の書評が掲載されました。評者は万里小路譲氏。菊地ワールド(ユーモア溢れるユニークな言語宇宙)の魅力を的確に紹介して下さっていますので、ぜひお …

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感謝。そして、ふと考えたこと

◎感謝  小雨降る中、大勢の方に参加して頂き、上山城歴史講座 vo.1「上山温泉〈発見〉考」を無事終えることが出来ました。拙い話ではありましたが問題提起くらいは出来たように思います。ありがとうございました。こころより感謝申し上げます。 ◎そして、ふと考えたこと  現在の上山の在りようにつながる町づくりの基礎を形成したのは《土岐氏》が入部してから、というのが『 …

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憲法記念日に思う

NHKスペシャル「憲法70年“平和国家”はこうして生まれた」は、すばらしい番組(仕事)だった。   昭和天皇の「平和国家建設への決意」=「勅書」からスタートした「昭和憲法」制定までのあゆみは、一部の人たちが主張するように一方的にアメリカに押し付けられたものではなく、2度にわたる世界大戦の悲劇を超克すべく構想された当時の日米の垣根を越えた英知の結晶であったこと …

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新刊図書2冊刊行

菊地隆三著『ぐうたら草』、武田和夫著『航跡V』の新刊2冊を刊行しました。どちらも個性豊かな著者によるエッセイ集で、滋味深いことばが綴られています。著者は偶然ながら両者とも医師。詳しくは右下の【新刊のご案内】のタグをクリックして覗いてみてください。

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講座のご案内「上山温泉〈発見〉考」

下記の講座でお話しさせて頂くことになりました。 「月秀上人」と「鶴」をキーワードとして成立している、上山温泉〈発見〉伝説に関する小生なりの考察です。まだまだ問題提起のレベルでしかありませんが、市の観光事業の根幹を為しているデリケートで大切なテーマです。より一層かみのやま温泉の歴史について、その認識が深まって行くきっかけにしていただければ望外のよろこびです。都 …

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全肯定も全否定も、違う!

いま「教育勅語」が話題になっている。この「教育勅語」自体は、わが国の戦争政策の反省をふまえ、戦後、国会において否定されたはずのものである。それがまたぞろ復古的に称揚され始めている。このような時代的な気分のなかで「教育勅語」をエモーショナルに全肯定しようと、全否定しようと、実は表裏一体のもので、どちらも危ういイデオロギーに対する信仰心のようなものであることを知 …

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