2019年・始動

皆様、新年あけましておめでとうございます。

昨年の正月は母が黄泉の国に旅立つという予想外のスタートでしたが、おかげさまで今年はおおむね穏やかな幕開けとなりました。

小生は毎年、上山城多目的ホールを会場に開催されている「新春邦楽の調べ」(上山三曲練習会が奏でる箏・三絃・尺八の合奏)の和やかな音色を聴き、優雅な気分に浸ったあと、今年一年の計を考える事にしております。

昨年は「戊辰150年」ということもあり講演依頼も多く、自分のペースというよりはスケジュールに追われ必死にその責任を果たそうと苦慮した一年であったように思います。今年こそはしっかりした自分のなすべきテーマを決め、その実行に向けて歩んでみたいと思っているところです。

そのためには、まずなにより健康第一をモットーとして生活すること。

その二としては、わが国の立憲主義思想の草分け的存在と思われる「赤松小三郎」について突っ込んだ調査をしてみたいということ。手始めに雪解けを待って上田(長野県)にある「赤松小三郎記念館」を訪ねてみること。

三番目は、昨年山形県立博物館の講演で発表させて頂いた私論「吉田大八・再考」をベースに、「吉田大八論」を、これまで語られてきた勤王家としての偏向した吉田大八のイメージを超えるべく、しっかりと史料(資料)をもとにしてまとめあげること。

可能な限り、この三点を軸に据えて、あせらず愉しく一年を過ごしてみたいと心しているところです。

本年も編集出版工房・書肆犀ならびに小生を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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