永山一郎の油彩画作品

友人大原螢が私費を投じて開設した「アトリエ・山形現代美術館」(新庄市)に、特筆すべき作品が展示されている。先日の山形新聞「文化欄」で、山形美術館学芸員の岡部信幸も書いていたが、そこには堀正明、故蔦谷一行、遠藤正俊、中原淳、須藤時象等といった一般的にはあまり馴染みのない作家たちの野心的な作品が並び、美術館としても独自のコンセプトを顕示しているように感じられた。 …

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5.26:東善寺行〈小栗まつり〉

「小栗まつり」に行くことができた。ラスト・サムライ小栗上野介忠順の命日(旧暦:閏4月6日)前後の日曜日に、毎年開催されているイベント(墓前祭)である。群馬県高崎市倉渕町権田にある会場の東善寺までは、休みながら行くと上山から車で約5時間半(高速道)、片道おおよそ400キロメートルの道中である。去年から始めた小生の幕末もしくは戊辰戦跡めぐりの旅だが、またしても( …

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「八重の桜」寸感−2

軍事クーデター「王政復古」に失敗した岩倉具視・西郷隆盛・大久保利通は、新たに武力倒幕の戦端をひらこうと、旧幕府陣営を挑発し、江戸市中を混乱に陥れる策に出る。そのときの倒幕の必要性を説く口上が「日本をつくり直す為にはいったん更地にする必要がある。そのためには、血も流さなければならない」というものであった。どういう日本を、どうつくり直すのか、いちばん肝心なところ …

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近刊2冊のご案内

■奥山美代子詩集『曼陀羅の月』A5判142頁 予価/2,000円(税別) 5月下旬刊行予定 装幀:岩井哲 詩を書き始めて五十年になります。その間自分に納得のいく詩が書けるようになったら詩集をと常々考えていました。が待てど暮せどその時は来ず、それどころか気付いたら逆に全く詩が書けなくなっていました。淋しいの一言です。そこでまだ少し躰に詩の香りが残っている間にと …

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旧磐城平(いわき市)行

4月21日、大雪に阻まれ、会場(いわき市立美術館)まで到達できず挫折していた「安藤信正展」見学。再度お誘いをいただき、一昨日(5月10日)、やっとその念願を果たすことができた。旧磐城平藩の藩主であり、攘夷派のテロが横行していた1860年代に外国奉行、そして老中をつとめ、徳川家茂と和宮の婚儀(通称:公武合体)=「和宮降嫁」という歴史的な難業をやりとげた人物。そ …

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「まち塾」からの緊急のお知らせ

5月11日に予定しておりました荒井綾子氏による講座 「むかさり今昔物語(花嫁御寮は何故泣くのだろ)」 は、講師近親者の不幸によりまして急遽延期させていただくことになりましたのでお知らせいたします。日程調整の上、改めてお知らせいたしますのでご了承ください。

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『紙兎ロペ』礼讃

仕事にでかける前、毎日ハマって観ているもの、次回(翌日)の放映作品をたのしみに待っているものが『紙兎ロペ』。フジテレビ(山形県では「さくらんぼテレビ」)「めざましテレビ」中に放映される超寸劇風のダイアローグだ。バラエティー芸人出まくり番組のわざとらしい《お騒ぎギャグ》よりずっと笑わせてくれる。オフィシャルのホームページにのっている紹介文には、次のようにある。 …

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大山格之助のこと

奥羽鎮撫総督府下参謀の世良修蔵(長州)と大山格之助(薩摩)について、両者ともあまりいい記述を見いだせないが、とりわけ大山格之助については新政府陣営内での評価も厳しいものであったことを、このたび『佐賀藩戊辰戦史』で知った。いずれにせよ、当初任命されていた品川弥二郎(長州)と黒田清隆(薩摩)の両者が辞退せず、奥羽鎮撫総督府の参謀として寒風沢(仙台)から上陸してい …

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季節外れの〈雪〉

4月21日、福島県いわき市立美術館で開かれている「安藤信正展」を観に出かけた。そこまでは良かった。山形蔵王インターから白石〜郡山〜、そして磐越自動車道に乗り換えいわき方面へ、順調に進めるはずだった。だが、頭に描いたルートは、季節外れの大雪に阻まれ、郡山東インターから先は通行止め! そしてやむなく一般道へ出て会場に向かおうとしたがその道路は極度の渋滞。どうにも …

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17,220人

予報では雨もあるかもしれないということだったが、なんと熱中症への注意喚起が出るほどの晴天。ガンバ大阪の遠藤保仁選手見たさか、スタジアムに詰めかけた観衆はなんと1万7千人を上回った。NDソフトスタジアム久々の数である。通常は7千人ほどの入場者数で推移していた空気感に馴れていた感性は正直ちょっと驚いた。 ゲームは、プレイの正確さに勝るガンバ大阪に、勝利の女神が微 …

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