バーゲンブック。

八木書店から届く「新本バーゲンブック」の目録を眺めるのは楽しい。だが、想像するに、きっと出版社にとっては辛い状況なのだろう。新本が定価の半値前後、本によっては3分の1近いものもリストアップされている。以前『北越戊辰戦争史料集』(稲川明雄編/新人物往来社)を半値以下で購入し、味をしめた。そしてこのたびは、「言語にとって美とはなにか」「共同幻想論」「心的現象論序 …

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蔵王連峰、絶景なり。

よく晴れた昨日と今日、蔵王連峰がくっきりとみえた。南北に連なる全景をパノラマのように眺められる日は、そうあるものではない。そして、ここ上山、斎藤茂吉記念館付近からの眺望は、これまた格別なのだ。竜山からザンゲ坂、そして熊野・刈田岳にかけた連峰の曲線は、とりわけ美しい。しかも全山真っ白の雪。稜線に際立つ色彩のコントラストは、雪の白色と穹の蒼色がせめぎあっている証 …

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「まち塾」通信−3 予定と変更

「まち塾」2月〜3月の企画(確定分)は下記の通りです。ふるってご参加ください。 第3回 2月 9日(土)テーマ「かみのやまの残したい建築物」 講師:酒井信一郎氏(一級建築士) 第4回 2月23日(土)テーマ「養蚕業のこと」        講師:木村久一氏(養蚕農家) 第5回 3月16日(土)テーマ「〈上山〉という地名について」 講師:新関昭男氏(「地名伝説」 …

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「八重の桜」寸感

第1回から第3回目までの放映をみて思ったことを少々。その1、黒船来襲について、定番のように《驚き》の情景として描かれるが、当時、海岸沿いではアメリカの捕鯨船が既に幾度となく姿を見せていたこと等を考えるといかにも大仰なのではないか。ましてや天保13年(1842)、幕府はすでに「外国船打払令」を廃止し、遭難した船に限り補給を認めるという「薪水給与令」を出し、開国 …

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ジェフ・ベックの魅力

最近、車の中で好んで聴くのはジェフ・ベック。それも「ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ」としてリリースされたライヴ盤。ベックに抜擢された女性ベーシストのタル・ウィルケンフェルドの音もセンス抜群。大好きなウェザーリポートのベーシストであるジャコ・パストリアスを彷彿とさせる。 本題はジェフ・ベックのギターテクニックだが、一音一音、意表をつき迫ってくる。おお …

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金子与三郎と吉田大八の「闇夜汁」

幕末の上山藩士金子与三郎と天童藩士吉田大八は若い頃より仲がよく、一緒に鍋をつっつきながら酒を酌み交わし時勢を語り合っていたという。ご存知の通り、両者は晩年にともにそれぞれの藩の家老に抜擢されたものの、無念の最期を遂げている。 その鍋は資料によると「闇夜汁」とよばれていたそうである。金子の屋敷のすぐ西側をながれる小川からとったフナ、ナマズ、その他下手物もふくめ …

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新しい年に思う

思ったほどの積雪もなく、穏やかな元日となった。まずはひと安心である。 さて、〝一年の計は元旦にあり〟なのだが、計画を立てたところでズボラな性格もあいまって、変更に次ぐ変更となるのはもう目に見えているので、大まかなテーマだけ決めておく事にした。まず健康第一で過ごすこと。さまざまな人間関係を大切に考え、維持発展させること。そして、昨年から始めた〝戊辰戦跡巡り〟〝 …

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雪の抒情性と〈老い〉

子どもの頃、外灯のあかりに照らされる雪のシルエットを眺めるのが好きだった。夜中にトイレに起き、そっとカーテンをめくり、その様子を眺めるのである。音のない白色の雪片の舞いは、ほどよく乱れ、煌めき、幻想的かつ抒情的な世界であった。翌朝、1メートルほどの積雪があっても、何の苦もなかった。雪掃きは親の仕事であり、子どもにとってはもっぱら、雪だるまつくり、雪合戦、サン …

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「まち塾」通信−2《2月の企画》

2月に開催される「まち塾」の内容が決まりましたので、お知らせ致します。 日時/2月9日・土曜日 午後7時より  会場/成蹊学習塾 講師/酒井信一郎氏(建築設計事務所PAO主宰:一級建築士) テーマ/「かみのやまの残したい建築物」(仮題) わたしたちのまち・かみのやまに散見される「残したい建築物」。その豊富な写真をスクリーンに映しながら話をすすめていただきます …

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第1回「まち塾」に参加して

先週の土曜夜7時より約2時間、第一回「まち塾」が開催された。講師は堆朱の収蔵館として全国にその名を知られた「蟹仙洞博物館」館長・長谷川浩一氏。テーマは「長谷川製糸工場のはなし」。 ここ上山は優秀な生糸を産した土地で、まさしく我が国の近代化を支えた生糸産業の一翼を担っていた。その当時の「長谷川製糸工場」での操業風景を動画で撮影した貴重なフィルムを上映しながらの …

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