詩集


萬法流転(ばんぽうるてん)菊地隆三詩集『萬法流転』 
発行/2024年3月1日 A5判128頁 並製本
装幀/岩井哲 定価/1,300円(税込)

私はもうすぐ、満九十二歳になります。
今のところ別に心身不調もないので、週に五日ほど、午前中若いドクターと一緒に、内科医として診療を続けております。
私は若い頃から詩に興味があり、これまで何冊かの詩集を出して来ました。
この度、恐らく最後のものになると思いますが、詩集を出版することに決めました。
内容は、主に同人誌〈山形詩人〉に発表してきた詩の中から、八十歳以降の作品を選び並べてみました。

ここで、今回の詩集の題名について触れてみたいと思います。
山形県天童市の古刹・最上三十三観音の第一番札所・鈴立山若松寺の里見教田大僧正様は、既に遷化された方ですが、私は心から敬愛しておりました。師は書・篆刻でも高名な方でした。
この古刹の境内に、一本の松の巨古木がありました。これが、ある年の秋の嵐に、根元からばっさり倒れてしまいました。寺では、これを大板に挽いて、陰干し保存しておりました。
後刻、私は厚かましくも、この松板に「何か、刻字を……」と師に懇願しました。
数ヶ月後に出来上がったのは、〈萬法流転〉(ばんぽうるてん)という見事な四文字・刻字でした。
「この世の総ては、この松の木と同じ…」ということでした。
この大松板の見事な四文字刻字は、私の宝物となりました。私はこれを、我が家の花畑にあるちっぽけな茶飲み小屋に飾り、しょっちゅう眺めて来ました。そして、年月がたつにつれて、益々〈萬法流転〉の思いが、心中に深まって来るのです。
今回、この四文字〈萬法流転〉を、そのまま詩集の題に使わせて貰いました。
(「あとがき」より)


柏倉千加志 詩集『羽化する地球』
発行/2023年9月8日 A5判 104頁 並製本
装幀:岩井哲 定価:1,600円(税込)

かつて この町を訪れた画伯に
お前の絵は暗い そう酷評された
二藤部賢造という画家がいた
黒のベレー帽にシャツ
イーゼルと画帖を脇抱え
障がいの右手足を引き摺り歩く
痩身の眼光が捉える
校舎を映す最上川
青々と靡く稲穂 羽化する地球
絵を売り歩いては性(さが)をつなぐ

厳寒の二月の夕べ
駅頭に倒れ六十歳で逝く
置き去りの孤高の画家没後五十五年
左手で重ねたビリジアンの悲哀を想い
ひとり私は回顧展を開くのだ

(「回顧展」第3・第4連より)


古川彩詩集『大地青春』古川彩詩集『大地青春』
2021年 第64回「農民文学賞」を受賞した「大地青春」を第一章とし、新たに第二章「森羅友愛」10篇を加え刊行。

「格差や分断が日々再生産され続け、それがあたかも自己責任において現象しているかのように見なされかねない危うい時代。そんな空気感のなかにあって、〈人〉は〈人〉とどこまで繋がれるのか ? 国家間の課題も同じです。この大きなテーマに、読みやすい平易なことばで挑みつづけている若き20代詩人の、しなやかで奥深い作品のように思います。」(S.I)

書肆犀にとって「農民文学賞」受賞は木村迪夫詩集『詩信・村の幻へ』(第30回/1987年 )以来2度目となり、ふしぎな縁を感じております。ただしこの度の古川彩詩集『大地青春』刊行は受賞後の企画となります。

2022年4月20日刊 A5判102頁 並製本 著者/古川彩(京都在住)
発行/阿部和久 表紙画/源由華 装幀/岩井哲 定価/1,100円(税込)

 

    夏の午後

夏の川面がキラキラ光っていたので
ベンチに腰をおろした

梢が揺れる陰をつくっていたので
ベンチに座り続けた

自販機のカフェオレがよく冷えていたので
過ぎ行く人を眺め続けた

腰のあたりが深く沈んだベンチだったので
脚はぶらぶら揺らしておいた

眩しい水面
落ち着きのない木漏れ日
びっしりと水滴の浮いたカフェオレの白い缶
裸足のつまさきに触れる夏草

映画一本
観終わるくらいの     (「夏の午後」全)

* * * * * * * * * *

世界のどこかで出会ったみなさま、お元気ですか。
絵にしてみたかった雲、なんか良かった街頭ライブのアルペジオ、親しい人の信号待ちの横顔、名前を知らないままのありきたりな花、マスクを外し忘れた集合写真、カメラロールを音で埋める蝉時雨。そんな些細な暮らしの手触りをシェアできる素敵な世界を、いま一緒に生きています。Z世代のわたしたちは少しずつ、地理的な距離や文化的な差異を意識しなくなっているのかもしれません。日常のひとコマを共有するこの当たり前は、人類の願いの中の願いでした。叶えられた悲願の只中に、わたしたちは在ります。
…中略…
ことば、出来事、習慣。すべては今この瞬間から歴史になっていきます。それでも心に刻み続けねばならないものがあります。それゆえ心に抱きしめ続けたいものがあります。しかしもしも、それが他者をはじき返すだけの思想の中にあるのなら、残念ながらそれは誇りでもアイデンティティでもないようです。国や民族としての誇りやアイデンティティは、他者を遠ざけるものではなく、他者の心と繋がるものだからです。そう確信させてくれたみなさまに、心からのありがとうをお伝えします。(「あとがき」より)


永岡昭詩集『50年』永岡昭詩集『50年』
2022年3月8日刊 A5判164頁 装幀/岩井哲 定価:1,700円(税別)

今から五十年前、少しだけ詩を書いていた私は仲間と共に「鄙」という同人を作り、詩の活動をしていた。そこへ入って来たのが真木伸子さんだった。細くて、手が折れるようにしなやかに伸びて、目だけが光っていた。
彼女と結婚して、時々私の詩を読んでもらったが、一度もOKをもらった事が無かった。理解して結婚したはずの夫の作品をよくもまあ、あれだけ批判できるものだと、感心もし、批評がまともに当っているだけ反論ができなかった。つまりは私の詩はどこか甘くて、抜けているらしい。
六十を過ぎて、行き着く先がもうそこに見え始めている。このまま何もしないで彼女の所へ行ったら、「私が死んでから今まで何をしていたの?」とまたあのきついまなざしで言われそう。ともかく一冊でも本を持って彼女の所へ行かなければ、会ってくれそうにもない気がする。
沢山の詩を書き、現代詩のオノマトペや対比や分割の手法を、とにかくめんどうだから捨てた。啄木的でも八木重吉的でも宮沢賢治でも山頭火的でも村上昭夫的でも無く、私的である為の詩を作った。(「あとがき」より)


今井富世詩集『栗の華』 付 長詩「不知火の記」今井富世詩集『栗の華』 付 長詩「不知火の記」 装幀/岩井哲
2018年11月30日刊 A5判72頁+12頁 並製本 函入 定価/1,600円[税別]

今井富世氏は言う。

「試論がなければ詩は書けないという人がいるけど、それは違うと思う。詩を書こうとしていろいろイメージを転がしていると言葉は自然に向こうからやってくる。その心の励起状態がポエジーで、そのポエジーに形式を与えて構成していくと顕われてくるのが作品としての詩なのではないかと思っている」と。

 

発芽

わたくしは
そのほとんどが暗黒の色をした
宇宙の内の水色の星の
ここに芽吹いた
べん毛虫の分裂で有ります

で有りますから
何のたくらみも
邪悪なものも
持たぬままに生きて来た心算ではありますが
何時の間にやら
草の冠を脱ぎ捨ててしまったので
牙のかたちをした
邪まなものと呼ばれるように生ったのであります

※八文字屋書店にて取り扱って頂いてます。


『赤塚豊子詩集』2017年版
『赤塚豊子詩集』2017年版 装幀/岩井哲
2017年9月20日刊 A5判 116ページ 並製本無線綴じ 定価/1,400円(税別)

既刊『アカツカトヨコ詩集』(永岡昭編集)は、病で夭折した著者(天童市生まれ)の仮名タイプライターでの詩作表現を原イメージとして保存することに主眼をおき、横組み、カタカナ表記による編集出版として上梓したが、このたび同じく永岡昭編集による2017年版『赤塚豊子詩集』を製作、40年ぶりの改訂となった。熟考の末、赤塚豊子が不自由な体のためやむなく仮名タイプライターを使用して表現した彼女の詩想とその作品が内包する意味を、よりいっそう言葉として明確にすべく、仮名、漢字まじり文の縦組み表記とする構想に帰着。仮名、漢字による表記は、表音文字としてのカタカナにくらべ数段具体的に意味をのせることができる表意文字としての特性を持つため、その表現力に賭けてみたいというのがその狙いとなった。

【赤塚豊子略歴】
昭和22年(1947)、天童市貫津生まれ。悲運にも生後1年で小児麻痺(ポリオ)に罹り、手足の自由を失う。のみならず発声機能にも麻痺が残った。このため就学できず、読み書きは祖父母やラジオから学んだ。(ラジオと新聞の番組表で字を憶えたとされる)18歳ころから、家族に聞き書きしてもらい詩を書く。22歳のときカナタイプライターを得て、自分の力で詩作を始める。昭和47年に25歳で亡くなるまで(1969年から1972年の間に)60数篇の詩を書いた。23歳のとき、カトリックの洗礼を受けている。


近江正人詩集『北の種子群』近江正人詩集『北の種子群』装幀/岩井哲
2016年8月29日刊 A5判 148頁 定価/1,500円(税別)

今から二十五年程前、「北の鏃」という詩集を発行した折り、私の心に一つの問いが課題として残った。私にとって「北」とはどの地点なのかという漠然とした問いである。もちろん、全国でも豪雪の地として名高い、「雪国」と呼ばれる私の郷里新庄最上を率直に表現したつもりであった。が、どうしても自分の心に判然としないものがあった。あれから時が経ち、今ようやく一つの答えがある。
私にとって「北」とは、春を待ち望み、豪雪と闘いながらも心豊かに生きようとする郷里最上の地であり、たとえば未曽有の大災害や原発によって土地と暮らしを奪われながら必死で復興を目指す東北全体を指すものであったと。もっと掘り下げるなら、平和で幸福な暮らしを求めながら、その生活の極北に置かれているこの地球という星の人々、この詩集作成中に大地震に襲われた熊本の断層帯の人々も含めて、理不尽にも災害や戦禍によって土地と暮らしを奪われながらもけんめいに立ち上がろうとしているすべての人々の、心の位置を示す象徴ではなかったかと。
ことほど大げさなものではないが、この詩集「北の種子群」は郷里の先達詩人の詩想を受け継ぎながら、東北に生きる者の感慨を、いわゆる「北」に生きる人の想いに重ねて表現しようとしたものです。厳しい現実と未来であっても、共に「北」に住まう人たちの生活に寄り添い、ささやかでも一粒の言の葉が希望の種子に変わればと願うものです。(著者「あとがき」より)


はるかなる宇宙の片隅の風そよぐ大地での草野球万里小路譲詩集『はるかなる宇宙の片隅の風そよぐ大地での草野球 スヌーピーとチャーリー・ブラウンとその仲間たち 108 Collected Poems on Peanuts』
2015年5月5日刊 B6判136頁 定価:1,200円(税別)装幀/岩井哲

チャールズ・シュルツ氏の『ピーナッツ』に惹かれたのは、四半世紀も前のこと。ペーパーバックの原書の数頁を高校の英語の授業でウォーミングアップ教材として扱ったことがきっかけであった。気楽で肩肘張らない学習であったせいか、それとも奇想天外な発話の数々に魅せられてか、それとも単にスヌーピーがキュートなせいか、生徒には好評であった。回を重ねるにつれ、日常生活にありながらも奇抜な世界を展開する会話文は調子がよく、コミカルでありながら格調があるのはなぜかと考えていた。発せられる台詞に不思議な魅力があるのである。犬や鳥(Ⅰの章)と子どもたち(Ⅱ~Ⅳの章)しか登場しない漫画であるが、内容は子どもだましのものではない。滑稽でユーモアを醸しつつ開かれゆく深遠な哲理は、高校生にすら十分に理解できていたとは言い難い。いや、私にすら十分に理解できていたとも言えまい。それはなぜだろうと考えているうちに、4行4連の詩ができあがっていった。思えば不思議な時間を享受させていただいたものである。(「あとがき」より)


佐々木悠二詩集「詩的生活のすすめ」佐々木悠二詩集『詩的生活のすすめ』
2014.9.4
B6判/100頁 並製本 定価/1,200円[税別] 装幀/岩井哲

日常と非日常、現実とイメージのはざ間で、人はいつも普段の生活に満足しない生き物だ。今の生活から抜け出して裏側にある別の生活を覗いてみたい、こうしている隙に目に見えない扉が開いて別の日常がちらちら顔を出す。イメージの迷路に迷い込んでしまっているのだ。詩を書きたくなるのはいつもこういう時だ。理屈でない感性の世界、自分でないもう一人の自分、思いでや経験のもっと先にあるもの、きっとそれが詩の世界だと漠然とではあるが思っている。日常人が詩人になるのは、心が身体から遊離して自由に解き放たれ、気にいったイメージに出会ったり気の利いた言葉で愉しんだりしているときだ。今日も詩的生活がいい。(「はじめに」より)


尾崎まりえ詩集『アリスのとき』尾崎まりえ詩集『アリスのとき』
2014.5.1
A5判/110頁 定価/2,000円[税別]
表紙画・イラストレーション/菊地敏明  C.G.および装幀/岩井哲

2007年から2年間休筆したものの、諸先輩がたの温かい励ましを支えに、詩作を続けてまいりました。こうして、50代最後の年に、はじめて詩集を上梓できましたことは、望外の幸せです。ありがとうございました。ここに集めた作品は、『山形詩人』『てん』『表象』『言の葉倶楽部』『言の葉倶楽部Ⅱ』『やましん詩壇』に発表したものを基にしております。(著者「あとがき」より)


奥山美代子詩集『曼陀羅の月』奥山美代子詩集『曼陀羅の月』 装幀/岩井哲
2013.5.31
装丁/岩井哲 A5判/142頁 定価 /2,000円[税別]

詩を書き始めて五十年になります。その間自分に納得のいく詩が書けるようになったら詩集をと常々考えていました。が待てど暮せどその時は来ず、それどころか気付いたら逆に全く詩が書けなくなっていました。淋しいの一言です。そこでまだ少し躰に詩の香りが残っている間にと、今まで書いた詩をまとめてみようと思い、どうにかここまでたどり着いた次第です。
(著者「あとがき」より)


いとう柚子詩集『月のじかん』 装幀/岩井哲
(2011年度山形市芸術文化協会賞/山形県詩人会賞ダブル受賞)
2011.12.20
A5判変形 100頁 定価/2,000円[税別]


万里小路譲詩集『マルティバース』 装幀/岩井哲
2009.6.6
B6判 186頁 定価/2,000円[税別]


島村圭一詩集『ぞさえまま』 装幀/岩井哲
(2007年度山形県詩人会賞)
2007.3.15
A5判 108頁 定価/1,500円[税別]


本郷和枝詩集『パリ直行便』 装幀/岩井哲
2005.5
A5判 112頁[非売品]


松田達男詩集『ノスタルジー』表紙画/神保亮 装幀/岩井哲
2005.3
A5判 116頁 定価/1,700円[税別]


佐々木悠二詩集『美的生活のすすめ』 装幀/岩井哲
2004.9
A5判変形 124頁[非売品]


近江正人詩集『地上の銀河』 装幀/岩井哲
2003.6
A5判 110頁 定価/2,000円[税別]


芝春也詩集『言楽二重奏』 装幀/岩井哲
2001.10
A5判 94頁 定価/1,600円[税別]


高啓詩集『母のない子は日に一度死ぬ』 装幀/岩井哲
(2002年度山形県詩人会賞受賞)
2001.9
A5判変形 96頁 定価/1,600円[税別]


いとう柚子詩集『樹の声』 装幀/岩井哲
2001.5
A5判 92頁 定価/1,800円[税別]


福岡俊一詩集『阿修羅の掌』 装幀/大竹順子
2000.1
B6判変形 176頁[非売品]


近江正人詩集『樹の歩み』 装幀/岩井哲
1999.3
A5判 128頁 定価/2,500円[税別]


大場義宏詩集『アウシュヴィッツのポプラ』 装幀/岩井哲
1998.11
A5判変形 128頁 定価/2,500円[税別]


佐々木悠二詩集『ある晴れた朝、猫にせかされて旅に出る』 装幀/岩井哲
1996.8
A5判 72頁 定価/1,500円[税別]


叶内妙子詩集『ぱっぱ、ぱっぱ』 装幀/岩井哲
1996.5
A5判 56頁 定価/1,300円[税別]


高橋英司詩集『一日の終わり』 装幀/岩井哲
1995.8
A5判 84頁 定価/2,000円[税別]


安達敏史詩集『月のひかり 夜のしずく』 装幀/宮城礼子
1993.8
A5判変形 70頁 定価/1,500円[税別]


大場義宏詩集『言葉の森林浴』 装幀/岩井哲
1993.5
A5判変形 96頁 定価/2,000円[税別]


光山静枝詩集『息も絶えだえな』 装幀/岩井哲
1992.12
A5判 48頁 定価/2,000円[税別]


大武芳子詩集『ガラスの蛇』 装幀/岩井哲
1989.11
A5判変形 142頁 定価/1,300円[税別]


佐々木悠二詩集『今日もハンバーガーはどの店も同じ味』 装幀/岩井哲
1988.7
A5判 84頁 定価/1,200円[税別]


木村迪夫詩集『えれじい』 装幀/岩井哲
1987.8
A5判 84頁 定価/1,200円[税別]


大場義宏詩集『腐っている詩』 装幀/岩井哲
1987.4
A5判変形 80頁 定価/1,200円[税別]


大場義宏詩集『ハンスよ』 装幀/大場義宏
1986.2
A5判 112頁 定価/1,500円[税別]


木村迪夫詩集『詩信・村の幻へ』 装幀/岩井哲
(日本農民文学賞受賞)
1986.11
A5判変形 136頁 定価/1,500円[税別]


岩井哲詩集『夕憬転位』 装幀/岩井哲
1986.3
B6判 40頁 定価/600円[税別]


安彦賢一詩集『風の詩』 装幀/岩井哲
1986.2
A5判 60頁 定価/1,000円[税別]


伊藤賢二詩集『モアレ』装幀/冬澤未都彦
1985.3
B6判 56頁 定価/1,000円[税別]


佐々木悠二詩集『白い稜線』『だから街づくりに参加しよう』 装幀/岩井哲
1984.1
A5判 40頁 2冊セット 定価/1,000円[税別]


細矢利三郎詩集『透明指向』 装幀/岩井哲
1980.6
A5判 44頁 定価/1,200円[税別]

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