早いものだ。もう残りは13試合のみ。次節(8月22日)はアウェーで、城福浩監督率いる現在首位のヴァンフォーレ甲府戦。ファンとしてはぜひ勝って首位との勝ち点差を詰めておいてもらいたい局面である。昇格戦線だけの視点でみればまさしく次節は正念場。下に表示した順位表は8月19日現在のものだ。
1位 甲府 57 +19
2位 京都 55 +13
3位 東京V 53 +20
4位 湘南 53 +17
5位 大分 51 +14
6位 山形 51 +12
レアンドロは別だったが、これまで助っ人外人に比較的恵まれなかったモンテディオ山形だが、セレッソ大阪から期限付きで移籍し、前節から出場しているMFブランキーニョは頼もしい。身体のキレ、足もと、キックの精度、ボールキープ力など、安定したパフォーマンスをみせてくれている。今節の愛媛FC戦は出場2試合目だがフリーキックと流れからの2点をゲット。順位表をみてわかるように昇格戦線に踏みとどまるための貴重な勝点3をもたらしてくれた。時期的なこともふくめて、かなりいい補強となったようだ。スカウト・スタッフならびに獲得を決断した21世紀協会に拍手!
もうひとり、後半途中出場したMF広瀬智靖の奮起が目立った。特徴のドリブルが生きブランキーニョの2点目を演出するなど、チーム全体に漂っていたモタモタ感を払拭するキレのあるプレイを披露してくれた。
シーズン最後まで、いくぶん影を潜めている面白いサッカーを不断に追求し、同時にJ1復帰を果たしてくれたら言うことなしである。