小栗忠順の先見性

ゴールデン・ウイークでとことん疲れ果ててしまっているはずのタイミング=5月9日(土)午前10時〜
「小栗忠順の先見性」というテーマで、上山城でお話しさせて頂きます。
私たちは教科書や副読本で、いやというほど勝海舟について
、太平洋を渡った咸臨丸とセットで、あるいは江戸城の無血開城にまつわる西郷隆盛との会談などで教わってきましたが、小栗忠順については「誰?」というくらい知りません。ポーハタン号となると、ましてや「?」マークです。

いうなれば新政府の歴史記述の中でずっと抹殺され続けてきた人物なわけです。
もちろんそれには理由があります。
そんなことについても触れられればと考えております。

大隈重信は「日本の近代化は江戸時代末期すでに小栗たち開明派の幕臣たちによって始められていた。武力倒幕後明治新政府はそれらを模倣し、応用して来たにすぎない」とまで言っています。また司馬遼太郎も著書『明治という国家』のなかで小栗のことを「明治の父」と評しています。

小生は小栗忠順のことを真の意味で「ラスト・サムライ」ではなかったのかとさえ思っています。

関心をお持ちの方にお聞き戴けたら幸甚です。宜しくお願い致します。

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