「やまがた街角」秋号、間もなく刊行。今回はバリエーションをさらにアップし、面白く読んで頂ける記事が増えた。最上義光没四百年を来年に控え、波紋を投げ掛けつつ話題となっている片桐繁雄氏、野口一雄氏、市村幸夫氏による「山形城下絵図の謎をめぐる」鼎談の最終回。新絵図発見から始まったこれまでの定説への疑問を絵図の読み込みから検証する。
また、世界で唯一の「ナスカの地上絵研究プロジェクト」として活動している山形大学人文学部の全面的な協力のもと、その入門編を掲載。
ジャズ喫茶経営、ジャズ興行主催といったジャズに関連した事業ひと筋に歩んで来た半世紀。その「オクテット」マスター相澤栄氏に、自身のジャズ道半世紀を聞く。背景に時代の移り変わりの空気感も漂っていて味わい深い。
ドキュメンタリー映画「ナオキ」で、ある日突然白日のもとにさらされることとなった「ナオキ」という男の存在。その氏自身によるエッセイ「〝ナオキ〟その前後のドラマツルギー 其ノ弌」を掲載。包み隠さず語られる軽妙かつ濃密な文体をお楽しみあれ。
定番の「百年老舗」、長谷川コレクション、山形の城歩き、やまがた街歩き、他レギュラーもの満載。
八文字屋書店ほかにて9月1日発売 定価600円。