川英治という詩人

大正末期に上山市内で刊行されていた「ふたば」と「朱鳥(あかみどり)」という詩歌雑誌をめくっていて驚いた。これまで目にしたことも耳にしたことも無い「川英治」という詩人の存在を知ったからである。
十数冊、両誌合わせてトータル頁数では200頁超の誌面にわずか2篇の作品を残しているだけの詩人だが、その表現のクオリティの高さが光る。
断言はできないが、「ふたば」「朱鳥」以外で目にすることも無い、もしかしたらその2作品が「川英治」の全作品なのかもしれないが、もう少し丹念に調査し、作品も含めて本欄で紹介したいと思っている。

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