元禄15年に書かれた「羽州上山城下温湯記」なる文書が見つかった。
上山の温泉が、月秀上人によって発見されたことは、今は上山に住んでいれば小学生でさえ教わって知っている。それがまた当市の観光事業の根幹を掌っていることも万人が認めるところである。
しかしその裏付けの話となると決定的な史料は存在していないようなのだ。
じつに不思議な話である。
去る3月29日、我家の古文書整理を買って出てくれて、それを目録化する作業のため訪れた田中大輔氏が偶然発見し、興味を覚えつつ全く読めない小生は情けなくもさっそく長南伸治氏に翻刻をお願いして4月2日、まさに本日わかった貴重な情報である。
その文書によると以下の通りである。