毎年、正月元旦は、公益財団法人上山城郷土資料館で開催される「新春上山城邦楽の調べ」の和らいだ雰囲気のなかで過ごすことにしている。今年でもう7年目になる。いわば博物館と言っていい郷土資料館・上山城は、それのみならず上山のランドマーク的存在、そして観光拠点としての役割も担っている場所で、そういう空間で元日早々から楽しめる邦楽のひとときはなんとも贅沢な気分を醸し出してくれる。演奏を披露している「かみのやま三曲練習会」のメンバーも徐々に人数が増え、演奏曲目も古典的な邦楽の定番のみならず、ポップスなども取り入れながら工夫を凝らしている。素敵なことだと思う。また、ほかの邦楽演奏会と一味も二味も違うのは、司会者(MC)がユーモラスな語りで邦楽について、楽器の紹介、また曲の解説や歌詞まで提供してくれ、ふだん邦楽に馴染みの無い人でも気軽に楽しめるように工夫してくれているところにある。それはほかでもなくこの演奏会独特の良さである。末永く続いて、上山城の正月元旦の風物詩として定着することを願っている。
さて、寛いだ気分で自宅に戻り、リラックスしながら一年の計画を練るというのが例年の小生の行動であるのだが、今年は少しばかり様相が違ってしまった。贔屓にしている鹿島アントラーズが天皇杯サッカーの決勝まですすみ、川崎フロンターレとのゲームがあったからだ。午後2時キックオフ。そして延長戦の末、鹿島アントラーズが勝利し、これまたすばらしい新年のスタートとなった。さらに、2日と3日は箱根駅伝である。我が母校の法政が予選会をなんとか勝ち抜き出場することになったこともあり、またしてもテレビの前から動けない三箇日になりそうなのである。いったい、いつ、今年の計画を練るつもりなんだろう(笑)。