勝点3はやはりいい

 駐車場から出るときの運転マナーというか雰囲気がまるでちがう。負け試合の時は皆エゴっぽくなるのだが、昨夜のような勝ゲームの時は「譲り合いの精神」がみなぎり、スムーズだ。  辛勝とはいえ、けっこう体をはった印象が強く、走ってもいたし、まあ満足。徳島ヴォルティスを率いる小林監督のサッカーは、パスをつなぐシーンもあったが、どちらかというと長身のドウグラスに遠目から …

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特急「つばさ」に魅せられて

 霞城セントラル1階の「やまがた観光情報センター」で開催されているミニ写真展に行ってきた。「山形新幹線開業二十周年」に合わせて開催されている、橋本秀樹氏の作品展である。彼は桁外れの特急「つばさ」ファンで、開業し自分が院長でもある病院にまで「つばさ」の名を冠しているほどだ。学生時代(山大医学部)、「鉄道愛好会」(正式名称は不明)に参加し、それ以来ずっと鉄道関係 …

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〈半夏生〉

半夏生(はんげしょう)。音感のすてきなことばである。七十二候の一つで、夏至から十一日目、新暦では七月二日頃にあたるのだそうだ。そのころ、紅花が一輪だけぽっと咲くことを、昔の人はこのように表現したとされている。 川霧の多く立ちこめる山形の内陸性気候・風土に、今でこそしっかり根をおろした感のある紅花だが、原産地はいったい何処か。研究者たちが差し出してくれているカ …

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斎藤茂吉の感性曲線

昨日、歌人についてふれたので、もうひとつ。 斎藤茂吉を「歌聖」と呼ぶ人たちがいるが私にはどうも馴染めない。だれもが認めるように短歌を詠んだら天下一品、だが普段はどこにでもいるちょっとムンツンな爺さん、つまり人間茂吉、それでいいような気がするからである。作品を時系列で読んでみると、混濁した茂吉の心性と出合い、対象はなにも「短歌を詠む聖人」などではない、私たちと …

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結城哀草果の奇妙な呻り

 わたしが小学校高学年の頃だったと思う。父が、大沢文蔵氏、金森まさ江氏らとともに上山短歌会を立ち上げ(正確な年は調べていない)、定期的に歌会を開いていた。どこで開いていたのかはわからないが、その講師として山形からしばしば結城哀草果氏を招いていたようで、歌会(例会)が終わったあと、よく我が家に泊まったのである。たぶん会として宿泊代を節約する必要があったのだろう …

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「明治維新」私感

「明治維新」とは、黒船来航以降社会矛盾が山積し、政権維持が困難となった第15代将軍徳川慶喜が朝廷に政権を返上(大政奉還)、次いで「王政復古の大号令」によってすんなりと天皇を頂点とした新政府ができ、さっそく明治天皇による「五箇条の御誓文」の発表に至った。一部、西南戦争などのくすぶりも若干あったが、それを乗り越えわが国はようやく近代化への歩みを始めた、そんなふう …

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妙法寺(観月庵)での「大八忌」

 昨日は、幕末期の天童藩中老・吉田大八の命日にあたり、天童市にある妙法寺(観月庵)で法要が営まれた。毎年この日には寺に多彩な講師を招いて、さまざまな講演会を開催しているが、今年は安積国造神社第64代宮司・安藤智重氏による「近代日本の源流安積艮斎」というテーマでの案内だったので、期待いっぱいに参加させて頂いた。「安積艮斎」(1791〜1861)という名は、幕末 …

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詩人石垣りんを思い出す

「節電」という言葉が、あたかも戒律のような響きをもって、私たち一人ひとりの暮らしの中に押し寄せてきている。まるで「欲しがりません、勝つまでは」の精神に近づいてきているようにも感じる。もちろん「無駄電」を推奨したい訳ではさらさらない。 ちょうど1973年に起こった第一次オイルショック(世界同時不況)の時もそうだった。詩人石垣りん(1920年〜2004年)は、そ …

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【お願い】やまがた街角の閲覧について

ようやく当ホームページも完成に近づき、約束のとおり明日にはフルバージョンでのデビューに漕ぎ着けそうになりました(実質的にはもう完全版ですが)。ただ、ひとつだけご協力を頂きたいことがあります。それは「やまがた街角」の閲覧についてです。やはりデータ量(A5判100頁)の関係だと思うのですが、ページの呼び出しが他のページに比べ待ち時間が長く、パソコンのCPU(クロ …

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「BS歴史館」と「今夜はヒストリー」

どちらも好きで出来るだけみるようにしているが、それぞれ特色があり、受け止める脳の場所がどうも違うような気がしている。「BS歴史館」はどちらかというと新しく発見された史料などの考察を踏まえた構成になっており、「今夜はヒストリー」の方は疑うことなく従来からの定説に立脚しつつ面白可笑しくエンターテインメントふうに番組を仕上げている。歴史学の番組としてみればやはり「 …

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