韻律について

  ススメ ススメ 兵隊ススメ。……A   サイタ サイタ 櫻がサイタ。……B   キライ キライ 戦争キライ。……C  疑うことを知らない常識的な読みでは、Aは好戦的な心情の表現、それに対してCは反戦的な心情に連なっていくように読めるかも知れない。しかし、自己表出の根源を韻律に求めてみたい私の視点からは、単純にそうはならない。勝手気ままに意味だけを変えて表 …

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スタジアムにて

 第26節、対松本山雅FC戦(NDソフトスタジアム山形)を観戦してきたが、今回はゲームにはふれない。  ずっと気になっていたことがある。サッカー観戦を始めた10年以上も前からずっとだ。ご存知のとおりスタジアムには小・中学校の児童たちもたくさん詰めかけている。キックオフ前のグラウンドでは両チームの選手がウォーミングアップをかねて最終調整をする。そして時間が経過 …

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「フェイスブック」に思う

 信頼しているとある青年から「お友だちリクエスト」を頂き、「承認」ボタンをクリックして始まった小生の「フェイスブック」。いま、はたと「フェイスブック」って何だろうという疑問に直面している。まめな方々は日々、写真やブログを更新し、さまざまな情報を投稿し続けているのだが、明確な目的意識をもってやられている方々は別として、どう受け止めたらいいのかわからないというの …

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なでしこ効果

 昨日の「なでしこ」につづいて、男子チームも優勝候補と目されていたスペインを破り、すばらしいスタートをきったようだ。というのは情けないことにその結果をインターネットで今知ったところなのである。観ようと思っていたのだが、あっという間に瞼が仲良しになってしまっていて、そのまま朝をむかえてしまったというわけ。ロンドンに出発する前に行われた何試合かの親善試合をみる限 …

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記者会見への寸感

 線量計に鉛のふたをして、警告音が頻繁にならないように細工をしていた会社の社長が、記者会見で言っていた。「あまり警告音が鳴り続けると作業員が不安に思うから……」。耳を疑った。作業員が不安に思うから、放射線を限度より多く浴びさせてあげられるように工夫したという文脈ではないか! 万が一、鉛のふたの効果で直前まで警告音がならず、高濃度の放射線量地帯にその作業員が突 …

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科学者のことば

 「原発」にまつわる講演とシンポジュームが遊学館で開かれた。講演とシンポジュームが終了したあと、主催者は会場からの質問を受けうけつけた。そこで「科学者」と「一般人」のことばの位相のずれが露呈した部分があった。「科学者」は、瓦礫の処理についての質問に、純粋に科学的論理で言えば「瓦礫の処理の引き受けはやるべきではない」という趣旨の発言をした。それに対して質問者は …

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マツノ書店のこと

 マツノ書店と言ってもご存知の方は少ないと思う。山口県にある出版社で、古書を復刻するという貴重な仕事を継続的にやられているところだ。現存という意味では希少本になってしまっている明治期、大正期に刊行された「幕末維新」関連書籍を次々に復刻し、研究者に寄与し続けている出版社なのである。小生も以前に一度だけ恩恵に預かったことがあったが、このたびは待ちに待ったものが同 …

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思いがけないエール

 山形新聞の夕刊にあった「文化欄」を楽しみにしていた者としては、まだまだ現在の朝刊一本のスタイルには馴染めない。一日の生活のリズムを刻んでいた朝刊と夕刊のほどよい関係が消滅してしまったいま、朝刊の中から「文化」関連の記事を探し出すのもままならない。どこにどの記事が掲載されているのか、うまく探せないのである。もちろん、紙面全部を読む習慣を持っている方からすれば …

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1万人超え

 NDソフトスタジアム山形にアビスパ福岡を迎え、昨夜は快勝。観客も1万人を超え上出来だった、と言いたいところなのだが・・・・相変わらずゲームへの入り方が悪く、ストレスを感じさせられるゲームだった。3点を先取したまでは良かったが、結局1点を献上、さらに終盤の猛追にはハラハラさせられた。だがGK清水健太のファインセーブもありなんとか凌ぎ、勝点3をゲット。順位を4 …

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〈絵〉や〈記号〉と思って……

 上山市民大学講座~上山城開館30周年記念事業~「飛脚が運んだ“たより”を読む」に参加させて頂いた。参加者が、自分の家の押し入れや蔵に埋もれている古文書を持ち寄り、それをテキストに講師が受講者に解読の方法やコツをレクチャーしながら解読してみせ、意味を考えたり時代背景を考察しようというもの。なかなかユニークな催し物だ。   1回目「増戸家書状封紙」   講師: …

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